現在私はスウェーデンの最南端（スコーネ地方）に位置するマルメという町の郊外に住んでいます。
移住前まで名前も知らなかった「マルメ」という町。それどころか、北欧諸国ノルウェー・スウェーデン・フィンランド・デンマークが、それぞれどこに位置しているのかも、移住前は曖昧でした。日本からも遠く離れているので、ざっくり「あの辺かな？」という認識の方も多いのではないかなと思います。
スウェーデンは下記地図のノルウェー、フィンランド、デンマークに囲まれたところに位置しています。
スウェーデンというと、首都ストックホルムのイメージだったり、冬は寒さが厳しく雪深い・・という印象の方もいらっしゃると思いますが、マルメはストックホルムからだいぶ離れた南にあり、気候も東京とあまり変わらない感じで冬場もそんなに気温が下がらず、雪もあまり降りません。ストックホルムとマルメの距離感は、ちょうど東京から北海道へ行くような感覚。
南スウェーデンは1600年代半ばまでデンマークの領土だったため、現在もデンマーク文化の名残がところどころにあります。南部独特の訛りもあり、中部や北部の方にとっては同じスウェーデン語に聞こえなかったりするそう。
国土の7分の1が北極圏に位置しており、北半分は豊かな森に覆われているため、人口の大半は南半分の国土に集中しています。首都のストックホルムを筆頭に、ヨーテボリ、マルメの順番で人口が多く、マルメはスウェーデンの中で第三番目の都市にあたります。
地図を見ていただくと分かる通り、ストックホルムからはかなり距離がありますが（約530km。電車で4時間半）、お隣の国デンマークへは、マルメ中央駅からオーレスン海峡という橋を渡り、20分ほどでコペンハーゲン国際空港、コペンハーゲン中央駅までも直通で30分ほどで到着するため、マルメに在住してコペンハーゲンへ通勤する人々も多くいます。
デンマーク、コペンハーゲンを旅行される方は多いと思いますが、少し電車に乗って海を渡るとスウェーデンのマルメも観光できて、ちょっとした異国感も味わえるので、よかったらぜひ旅程にいれてみてくださいね！
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